ご当地体操は面白い!でも普及には工夫が必要!地域の健康づくりにラジオ体操という選択肢
各地域に存在するご当地体操。
地域の名所や特産品をモチーフにした動き、地元の音楽、方言を取り入れた掛け声など、ご当地体操には、その土地ならではの魅力が詰まっています。
実際にやってみると、「こんな動きになっているんだ」「この部分は○○を表現しているんだ」と、地域のことを知るきっかけにもなります。
健康づくりに加えて、地域への愛着や住民同士の交流、地域のPRなど、さまざまな役割を持った取り組みといえるでしょう。
一方で、現場で体操の指導をしていると、
- 「せっかく作ったのに、なかなか広まらない」
- 「イベントではやるけれど、普段はあまりやっていない」
- 「地域の人にもっと知ってもらいたい」
といった声を聞くこともあります。
これは、ご当地体操そのものが悪いという話ではありません。
むしろ、新しい体操を地域に定着させること自体が、思っている以上に難しいのです。
そこで一つの方法としておすすめしたいのが、すでに多くの人に知られている「ラジオ体操」を活用することです。
詳しく述べていきます。
ご当地体操には「その地域だからこそ」の魅力がある

そもそも、ご当地体操とはどのようなものなのでしょうか。
一般財団法人健康・体力づくり事業財団では、全国の自治体が考案・活用しているさまざまな体操を紹介しています。
厚生労働省の「ご当地体操マップ」でも、全国の自治体が考案した体操が紹介されており、2024年時点で440自治体、889本の動画が掲載されていました。
それだけ、全国各地で地域独自の体操がつくられているということです。
ご当地体操の魅力は、何といっても「地域らしさ」です。
例えば、
- 地域の名所をイメージした動き
- 地元の特産品を取り入れた振り付け
- 方言による掛け声
- 地域にゆかりのある音楽
- 地元の歴史や文化を表現した動き
などがあります。
普通の健康体操なら、運動そのものが中心になります。
しかし、ご当地体操には、その地域ならではのストーリーも感じることができます。
ご当地体操は、健康づくりと地域コミュニティをつなぐコンテンツとして、大きな可能性を持っています。
では、なぜ「作っただけ」では広がりにくいのか

ここが今回の本題です。
ご当地体操は面白い!地域性もある!健康づくりにも使える!
それなのに、なぜ普及が難しいのでしょうか。
理由の一つは、新しいものを覚えてもらう必要があるからです。
例えば、ある地域で新しいご当地体操が完成したとします。
完成した時点では、自治体のホームページや広報誌、SNSなどで紹介されるでしょう。イベントでも披露されるかもしれません。
しかし、住民の立場から考えると、
- 「いつやるの?」
- 「どうやって覚えるの?」
- 「その体操をどこでやるの?」
という問題が出てきます。
体操は、最初の一回だけやってもらえば終わりではありません。
健康づくりとして考えるなら、繰り返し行ってもらうことが重要です。
「知っている」から「やってみる」へ。「やってみる」から「続ける」へ。
この段階を一つずつ乗り越えなければなりません。ここが、新しく作った体操を普及させる難しさであるのです。
「知っている体操」は、それだけで大きな強みになる

一方、ここで、ご当地体操との比較対象として、ラジオ体操を持ち出したいと思います。
ラジオ体操には大きな特徴があります。それは、多くの人が、すでに知っていることです。
ラジオ体操の音楽を聞いたことがないという人は、ほとんどいないでしょう。
つまり、新しい体操をゼロから広める場合と比べて、「ラジオ体操って何?」から説明する必要がないという大きなメリットがあります。
これは地域の健康づくりを考えるうえで、かなり重要なポイントではないでしょうか。
「新しい体操」を広めるには、運動以外の仕組みも必要

体操を普及させるというと、どうしても「良い体操を作ること」に目が向きがちです。
しかし、実際には、体操の完成はスタート地点です。
その後に、
- 「知ってもらう」
- 「覚えてもらう」
- 「実際にやってもらう」
- 「もう一度やってもらう」
- 「日常生活に取り入れてもらう」
という流れがあります。
この仕組みがなければ、どれだけ魅力的な体操でも、地域に定着することは難しいと言わざるを得ません。
例えば、動画を作っただけでは、動画を見ない人には届きません。
ホームページに掲載しただけでは、ホームページを見ない人には届きません。
イベントで一度披露しただけでは、それ以降に続ける場所がなければ習慣にはなりません。
だからこそ、自治体や地域団体がご当地体操を普及させるのであれば、「体操を作ること」と「体操を続けてもらう仕組みを作ること」は別の課題として考える必要があります。
ご当地体操は「イベント向け」と割り切る方法もある

ここで、ご当地体操を毎日の運動として普及させなければならない、と考えすぎる必要はないと思います。
ご当地体操には、イベントとの相性が非常に良いという特徴があります。
例えば、
- 地域のお祭り
- 健康イベント
- 高齢者向けイベント
- スポーツイベント
- 地域交流会
- 自治体の周年行事
などです。
「この地域にはこんな体操があります」と紹介するだけでも、地域の特色を伝えることができます。
ご当地体操は、「地域を感じながら楽しむ体操」という役割を持たせて、毎日の運動習慣については、別の方法を考えるのも良いでしょう。
そこでラジオ体操を「地域の運動習慣」にする

そこで活用したいのがラジオ体操です。
筆者の「ラジねえ。」がラジオ体操の指導をしていて感じるのは、ラジオ体操には「集まりやすさ」があるということです。
特別な道具を用意する必要もありません。ある程度の場所を確保できたら、実施できます。
そして、何よりも、皆が知っているので、音楽が流れれば、参加者が同じ動きをすることができます。
これは地域活動との相性が良いといえます。
ラジオ体操は「一人で自宅で行う運動」としても活用できますが、「みんなで集まって行う運動」としても長く親しまれてきました。
つまり、「何をやればいいのか分からない」という状態から地域の運動習慣をスタートする際、ラジオ体操は、良い選択肢になり得るわけです。
地域でラジオ体操を始めたい方へ

- 「自治会でラジオ体操を始めたい」
- 「高齢者向けの健康づくりイベントを開催したい」
- 「学校や地域の行事でラジオ体操を取り入れたい」
- 「せっかく作ったご当地体操を、もっと地域で活用したい」
このような場合には、単に音源を流して終わりにするのではなく、実際に指導者を招いて、参加者と一緒に体を動かす方法もあります。
ラジオ体操は、知っている人が多いからこそ、初めての人でも参加しやすい体操です。
そこに、専門的な指導を加えることで、運動のポイントを分かりやすく伝えたり、参加者に合わせて進行したりすることができます。
また、ご当地体操との組み合わせについても、「どのような流れにすればよいか」「地域イベントでどう活用すればよいか」など、実施内容を一緒に考えることができます。
こうした依頼に、筆者の「ラジねえ。」は対応できますので、興味のある方は、ぜひ、お問い合わせください。
最後に|ご当地体操には、ご当地体操の良さがある

最後に、誤解のないようにしておきたいと思います。
筆者は、ご当地体操そのものを否定しているわけではありません。
むしろ、地域の魅力を運動に取り入れるという発想は、とても面白いと思います。
ご当地体操には、地域の人に「自分たちのまち」を意識してもらえるという大きな魅力があります。
だからこそ、「作ったけれど使われない」という状態にしてしまうのではなく、地域の中で活用する方法を考えていくことが大切です。
その方法の一つが、ラジオ体操との組み合わせです。
ラジオ体操をきっかけに人が集まり、体を動かし、会話が生まれる。
そこに地域独自のご当地体操を加えれば、その地域ならではの健康づくりにもつながります。
「ご当地体操を作る」だけではなく、「地域で体操を続ける」。
これからの地域の健康づくりには、そんな視点が必要です。
ラジオ体操の実施や指導者についても、お気軽にご相談ください。
「ラジねえ。」は、健康をテーマにした運動指導・講演会・セミナー、イベント出演等を行っています。
<取得資格>
・全米ヨガアライアンスRYT200
・1級ラジオ体操指導士
・国際ボディメンテナンス協会パーソナルストレッチトレーナー
・スポーツリズムトレーニング協会認定アカデミーコーチ
・基礎心理カウンセラー
大阪府門真市・大阪府寝屋川市を拠点に活動しており、その他エリアも出張可能です!
ラジオ体操やみんなの体操、ヨガ、運動講習会、メンタルヘルス講演会、健康イベントを取り入れたいなど、興味がある方・企業団体様は気軽に「ラジねえ。」まで♪
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投稿者プロフィール

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ラジオ体操・スポーツインストラクター
一般社団法人ラジーン代表理事
企業、自治体、スポーツ競技団体等年間100団体以上と協業し、健康に関する講習会や講演会を各地で実施。TVラジオなどのメディアにも出演し、ラジオ体操を通じて健康・スポーツの普及推進活動を行っています。