みんなの体操とは?特徴や効果、ラジオ体操との違いをわかりやすく解説!
「みんなの体操」はご存じでしょうか。
ラジオ体操よりも知名度が低いですが、午前中にNHKのテレビで放送されることもあるため、知っているという人も少なくないでしょう。
一方で、みんなの体操の特徴や効果、ラジオ体操との違いまで知っているという人は、それほど多くないでしょう。
そこで、この記事では、普段からラジオ体操やみんなの体操などを指導している「ラジねえ。」が、みんなの体操の概要についてわかりやすく解説します。
みんなの体操を継続されている方は参考にしていただけますと幸いです。
みんなの体操制定の経緯

みんなの体操は、1999年(平成11年)より放送されています。
みんなの体操を普及・推進しているのは、ラジオ体操と同様、ラジオ体操連盟やNHK、かんぽ生命などです。
1999年は、国連が定めた「国際高齢者年」でした。
国際高齢者年を機に、高齢化社会への対応や国民の健康増進をさらに進めるため、新しい体操として「みんなの体操」が制定されました。
また、みんなの体操の制定時、「ラジオ体操は体力的にきつい」という声が多くありました。
現行のラジオ体操第1が制定されたのが1951年(昭和26年)ですが、当時の平均寿命は、男性が60歳ほど、女性が65歳ほど。
ラジオ体操の運動量はその年齢層を上限として制定されたものだったのです。
しかし、次第に平均寿命が延び、1999年(平成11年)には、男性が77歳ほど、女性が83歳ほどとなりました。
そのため、「ラジオ体操は体力的にきつい」という声があがることは、ごく自然なことであったと考えられます。
そうした声にこたえる形で、みんなの体操が制定されたとも考えることができる。
ラジオ体操はテンポが速すぎてできないという高齢者の方なども、みんなの体操ならば、安心して実践できるケースも多くなっています。
みんなの体操は、ラジオ体操よりも運動強度が抑えられているということを知っていただけたらと思います。
みんなの体操の特徴

みんなの体操は、以下の基本的な考え方に基づき、制定されました。
- 全身をバランスよく動かすこと。
- 急に強い刺激をあたえないこと。
- 日ごろ使用しない部位も動かすこと。
- 多少の運動負荷を与えること。
- 身体を矯正する意味を持たせること。(元来持っている機能を再生する。)
- 条件反射的な運動に陥らない運動にすること。(意図的に体を動かすこと。)
- 部分的な効果のみを求めないこと。
以上のような特徴を見ると、ラジオ体操と似ていると感じる人も多いかもしれません。
しかし、最も大きな特徴は、ラジオ体操よりも運動強度が低くなっていることです。
体操の長さも4分30秒とゆったりとしたテンポで進み、ラジオ体操よりも1分以上も長くなっています。
その一方で、運動の数はラジオ体操よりも少なくなっています。
みんなの体操には、ユニバーサルデザインという考え方が取り入れられており、年齢・性別・障害の有無を問わずすべての人が楽しく安心してできるようにつくられているのです。
みんなの体操の運動

みんなの体操は、以下の8つの運動によって構成されている。前述した通り、体操の長さは、4分30秒が目安です。
- 手と腕の運動
- 胸の運動
- 上体ゆすり運動
- 首の運動
- 突き出し運動
- 脚と腰の運動
- 腕と脚の運動
- 深呼吸
脚と腰の運動など、やや運動強度の高い運動もありますが、運動強度は、比較的、実施者で調整しやすくなっています。
また、体操を立ったまま行うのが難しいという人のために、制定時においては、立位のみならず、座位の運動動作も考案されました。
車いすの方など、立って行うことが難しい方は、座って行うことも可能です。
実際に、車いすで移動している人が多い高齢者施設などでは、レクリエーションとしてラジオ体操ではなく、座位のみんなの体操を取り入れているところも多くなっています。
みんなの体操の効果

「みんなの体操」を行うと、体を伸ばしたり、腕や脚を動かしたり、体幹を使ったりすることで、普段あまり動かしていない部分も含めて、全身をバランスよく動かすことができます。
また、体を動かすことで血行を促進することにもつながります。
長時間座っていることが多い方や、日常的に運動する機会が少ない方にとっては、短い時間でも体を動かすきっかけになるでしょう。
さらに、日常生活の中で体を動かしやすい状態を保つための習慣としても取り入れやすい体操です。
もちろん、みんなの体操だけですべての健康課題を解決できるわけではありませんが、毎日少しずつ体を動かす習慣をつくるという意味では、運動強度が抑えられているので、とても取り組みやすい体操といえます。
「ラジねえ。」は、高齢者施設などでみんなの体操の指導を実際に行っています。
出張して指導をすることも可能です。詳細はお問い合わせください。
みんなの体操の放送時間

みんなの体操は、NHKのテレビでも放送されています。
したがって、CD音源などを購入しなくても気軽に実践できることが大きなメリットです。
放送時間は、NHK総合の平日9時55分~10時です(国会中継や高校野球中継放送時などは休止)。
また、NHK Eテレで6時25分~6時35分に放送されている「テレビ体操」内でも、毎日ではありませんが、みんなの体操が実施されるときがあります。
もちろん、みんなの体操のCD音源も、各レコード会社などが販売しています。
その多くは、ラジオ体操音源とセットで、みんなの体操の音源も収録されています。
テレビ放送の時間は都合が悪いという方は、CD音源を購入してみんなの体操を実践してみてください。
関連記事「ラジオ体操・テレビ体操の放送時間とは?NHKの放送を積極的に活用しよう」(内部リンク)
終わりに

「みんなの体操」は、年齢や身体の状態にかかわらず、できるだけ多くの方が無理なく取り組めるように作られた体操です。
立って行うことが難しい方にも配慮されており、座った状態でも行うことができます。
健康づくりというと特別な運動を思い浮かべがちですが、日常の中で無理なく体を動かす習慣を続けることが大切です。
その点で「みんなの体操」は短時間ででき、毎日の運動習慣として取り入れやすい体操といえます。
ただし、その日の体調には個人差があります。すべての動きを無理に行う必要はなく、自分のできる範囲で行うことが重要です。
また、特別な機会だけでなく、朝の習慣や仕事の合間、テレビ体操の時間など、日常生活の中に取り入れることで継続しやすくなります。
少しずつでも体を動かすことが、健康意識の向上につながります。
年齢や体の変化に応じて、その時々の自分に合った方法で続けることが大切です。
「みんなの体操」を、誰もが無理なく続けられる身近な健康習慣として、日々の生活に取り入れてみてください。
私は、健康をテーマにした運動指導・講演会・セミナー、イベント出演等を行っています。
<取得資格>
・全米ヨガアライアンスRYT200
・1級ラジオ体操指導士
・国際ボディメンテナンス協会パーソナルストレッチトレーナー
・スポーツリズムトレーニング協会認定アカデミーコーチ
・基礎心理カウンセラー
大阪府門真市・大阪府寝屋川市を拠点に活動しており、その他エリアも出張可能です!
ラジオ体操やみんなの体操、ヨガ、運動講習会、メンタルヘルス講演会、健康イベントを取り入れたいなど、興味がある方・企業団体様は気軽に「ラジねえ。」まで♪
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投稿者プロフィール

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ラジオ体操・スポーツインストラクター
一般社団法人ラジーン代表理事
企業、自治体、スポーツ競技団体等年間100団体以上と協業し、健康に関する講習会や講演会を各地で実施。TVラジオなどのメディアにも出演し、ラジオ体操を通じて健康・スポーツの普及推進活動を行っています。