ラジオ体操は筋トレになるのか?筋肉に与える効果とポイントを解説!
ラジオ体操は筋トレになるのか?
ラジオ体操を毎日の運動として取り入れている方のなかには、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
ラジオ体操は、腕を回したり、体を前後に曲げたり、脚を曲げ伸ばしたりと、全身を使って行う運動です。
そのため、ラジオ体操をすると筋肉が動いていることを実感できます。
では、ラジオ体操は本格的な筋トレと同じような効果が期待できるのでしょうか。
結論から申し上げると、ラジオ体操だけで筋肉を大きくするような本格的な筋力トレーニングを行うのは難しいと考えられます。
一方で、ラジオ体操には筋肉を収縮させながら体を大きく動かす動きが数多く含まれています。
つまり、ラジオ体操は筋肉に適度な刺激を与えながら、身体を動かしやすい状態に保つための運動として役立ちます。
特に、日頃あまり身体を動かしていない方にとっては、短時間で全身を動かせるラジオ体操は、運動習慣をつくるきっかけにもなるでしょう。
この記事では、ラジオ体操と筋トレの違いをはじめ、ラジオ体操を行うメリット、さらに効果を高めるポイントまで詳しく解説します。
ラジオ体操は筋トレになる?

まず気になるのが、「ラジオ体操は筋トレになるのか?」という点です。
筋トレとは、一般的に筋肉に負荷をかけ、筋力の向上を目的として行う運動を指します。
では、ラジオ体操はどうでしょうか。
ラジオ体操にも、脚を曲げ伸ばしたり、体を倒したりすることで筋肉に負荷がかかる動きがあります。
その意味では、筋肉を使う運動であることは間違いありません。
しかし、一般的な筋トレと比べると、筋肉にかかる負荷や、特定の筋肉に対して継続的に負荷をかけるという点では大きく異なります。
例えば、腕立て伏せを繰り返せば、胸や腕などの筋肉に比較的大きな負荷をかけられます。
スクワットであれば、太ももやお尻などに繰り返し負荷をかけることができます。
一方、ラジオ体操は、全身をさまざまな方向に動かせることが特徴です。
特定の筋肉だけに大きな負荷をかけ続けるというより、全身をバランスよく動かしていくということになります。
そのため、「筋肉を大きくしたい」「最大筋力を高めたい」といった目的なら、ラジオ体操だけでは十分ではないと言わざるを得ません。
筋力アップを目的とするのであれば、スクワットや腕立て伏せなどの筋トレを別に取り入れる必要があります。
ただし、それでも、ラジオ体操を実施する意義は大いにあります。詳述します。
ラジオ体操は動的ストレッチ

前述した通り、ラジオ体操は、本格的な筋トレとはいえません。
しかし、だからといって筋肉に何の刺激もないわけではありません。
ラジオ体操では、筋肉を伸縮させながら、関節を大きく動かす動作が繰り返されます。
つまり、いわゆる「動的ストレッチ」であるといえます。
静止した状態で筋肉をじっくり伸ばす一般的なストレッチとは異なり、動的ストレッチは身体を動かしながら筋肉や関節を刺激します。
ラジオ体操では、肩、背中、体幹、脚など全身を使いながら、さまざまな方向に身体を動かしていきます。
そのため、筋肉を大きくするための筋トレとは目的が異なりますが、筋肉を動かし、身体をスムーズに動かすための運動としては非常に適しています。
「筋肉を鍛える」というよりも、筋肉をしっかり動かして、しなやかに動ける身体をつくる。
これが、ラジオ体操を筋肉という視点から見たときの大きな特徴といえるでしょう。
ラジオ体操は筋肉にどんなメリットがある?

前述した通り、ラジオ体操は全身を動かしながら筋肉を収縮・伸張させるため、動的ストレッチとしての効果・メリットが期待できます。
なんと、ラジオ体操で、全身約400の筋肉を刺激できるとされています。
では、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。そのメリットは以下の通りです。
- 筋肉の柔軟性を保ち、動きの幅を広げる
- 筋肉を動かすことで血行を促す
- 運動前のウォーミングアップになる
詳しく見ていきましょう。
筋肉の柔軟性を保ち、動きの幅を広げる
ラジオ体操では、身体を前後左右に曲げたり、腕を大きく回したり、脚を曲げ伸ばしたりすることで、筋肉と関節をさまざまな方向へ動かします。
こうした動きを繰り返すことで、筋肉や関節を動かせる範囲を維持すること・向上することを期待できます。
身体を動かす機会が少ないと、日常生活では決まった姿勢や動作に偏りやすくなります。
ラジオ体操なら、普段あまり行わない動きも取り入れながら、全身を幅広く動かすことができます。
そのため、筋肉をただ鍛えるのではなく、柔軟性を保ちながら、さまざまな動きに対応できる身体を維持するという点でも役立ちます。
「筋力」と「柔軟性」は別々に考えられがちですが、身体をスムーズに動かすためには、どちらも大切です。
ラジオ体操は、しなやかな筋肉をつくるために役立つといえるでしょう。
筋肉を動かすことで血行を促す
筋肉を動かすことは、全身の血行を促すことにもつながります。
ラジオ体操では、腕や脚だけでなく、背中や体幹なども含めて全身を動かします。
筋肉が繰り返し収縮することで、血液の流れを助ける「筋ポンプ作用」も働きます。
特に、長時間座っていることが多い方などは、ラジオ体操で身体を動かすことで、血行を促すきっかけになります。
血行を促すことにより、冷え・むくみや肩こり・腰痛の改善のほか、疲労回復などを期待することができます。
運動前のウォーミングアップになる
動的ストレッチは、身体を動かしながら筋肉や関節を運動に向けて準備するため、ウォーミングアップとしても活用できます。
運動を始める前にラジオ体操を行うことで、筋肉や関節を少しずつ動かし、これから身体を本格的に動かすための準備になるのです。
ウォーキングや軽い運動、スポーツ、また、本格的な筋トレを始める前に取り入れるのもよいでしょう。
ただし、ラジオ体操だけでどのような運動にも十分なウォーミングアップができるとは限りません。
これから行う運動の強度や内容に合わせて、必要な準備運動を加えることも大切です。
関連記事「運動前の準備運動はラジオ体操が最適!ストレッチはむしろ逆効果?」(内部リンク)
ラジオ体操の効果を高めるポイント

ラジオ体操は、ただ音楽に合わせて身体を動かすだけでも運動になりますが、少し意識を変えることで、より身体をしっかり動かすことができます。
ラジオ体操の効果を高めるポイントは次の通りです。
- 動かしている筋肉を意識する
- 正しい動きを身につける
- 無理なく継続する
詳しく確認します。
動かしている筋肉を意識する
「今、どこの筋肉を使っているのか」を意識しながら取り組むことが大切です。
例えば、腕を回すときには肩周辺、体を曲げるときには体幹、脚を曲げ伸ばすときには太ももなど、動作によって使われる筋肉は異なります。
ただ動きを真似するのではなく、身体のどこが動いているのかを意識することで、ラジオ体操をより丁寧に行えるようになります。
正しい動きを身につける
ラジオ体操は誰でも知っている身近な運動だからこそ、自己流になっているケースも少なくありません。
本来の動きを正しく理解し、身体の使い方を意識することで、ラジオ体操の魅力をより引き出すことができます。
特に、会社や工場などでみんなと一緒に行う場合は、正しい動きを知っている指導者から学ぶことも一つの方法です。
なお、筆者の「ラジねえ。」は、正しいラジオ体操の指導を実施しています。
興味のある方は、お問い合わせいただけますと幸いです。
無理なく継続する
ラジオ体操は、一度だけ頑張るよりも、日常生活のなかで継続することが大切です。
「毎朝行う」「仕事の休憩時間に行う」など、自分の生活に取り入れやすいタイミングを決めておくと、習慣にしやすくなります。
筋トレのように大きな負荷をかける必要はありません。
毎日少しずつ身体を動かす習慣をつくることが、ラジオ体操を活用するうえでの大きなポイントです。
ラジオ体操は筋トレの代わりではなく、身体を動かす習慣に

ここまで解説してきたように、ラジオ体操は本格的な筋トレとは異なります。
筋肉を大きくしたい、筋力を高めたいという目的であれば、スクワットや腕立て伏せなど、筋肉に十分な負荷をかける筋力トレーニングを取り入れる必要があります。
一方、ラジオ体操には、全身の筋肉を収縮・伸張させながら身体を動かせるという特徴があります。
動的ストレッチとして筋肉や関節を動かし、身体をスムーズに動かすための準備をしたり、しなやかに動ける身体を保ったりすることにつながり得ます。
だからこそ、ラジオ体操を「筋トレの代わり」と考える必要はありません。
筋トレは筋力を高めるために、ラジオ体操は全身を動かす習慣として、それぞれの目的に合わせて使い分けれるようにしましょう。
特に、普段あまり運動をしていない方にとっては、いきなり本格的な筋トレを始めるよりも、まずラジオ体操で身体を動かす習慣をつくることから始めてもよいでしょう。
短時間で全身を動かせるラジオ体操を、毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
「ラジねえ。」は、健康をテーマにした運動指導・講演会・セミナー、イベント出演等を行っています。
<取得資格>
・全米ヨガアライアンスRYT200
・1級ラジオ体操指導士
・国際ボディメンテナンス協会パーソナルストレッチトレーナー
・スポーツリズムトレーニング協会認定アカデミーコーチ
・基礎心理カウンセラー
大阪府門真市・大阪府寝屋川市を拠点に活動しており、その他エリアも出張可能です!
ラジオ体操やみんなの体操、ヨガ、運動講習会、メンタルヘルス講演会、健康イベントを取り入れたいなど、興味がある方・企業団体様は気軽に「ラジねえ。」まで♪
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投稿者プロフィール

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ラジオ体操・スポーツインストラクター
一般社団法人ラジーン代表理事
企業、自治体、スポーツ競技団体等年間100団体以上と協業し、健康に関する講習会や講演会を各地で実施。TVラジオなどのメディアにも出演し、ラジオ体操を通じて健康・スポーツの普及推進活動を行っています。
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