ラジオ体操を行う時間は、朝と夜、どちらがいいのか?朝の体操は危険なのか?
ラジオ体操といえば、朝に行うイメージが強いです。
町内会や公園での早朝の集まり(ラジオ体操会)、夏休みにおける子ども会主催の取り組み、企業の始業前の準備運動など、いずれも、昼でも夜でもなく、朝にラジオ体操を実施されています。
一方で、ラジオ体操のモットーは「いつでも、どこでも、だれでも」。
つまり、ラジオ体操を、朝に限らず、いつでも行っても、問題ないのではないかという疑問も生まれてくるわけです。
結論から申しますと、ラジオ体操を、いつ、行っていただいても、問題ありません。
一方、ラジオ体操を行う時間帯(朝 or 夜)によって、効果や安全性が変わってくると考えることもできます。
そこで、当記事では、ラジオ体操を行う時間帯(朝 or 夜のどちらがいいか)について、考察していきます。
朝のラジオ体操 or 夜のラジオ体操

ラジオ体操といえば朝のイメージが強いですが、昼や夜にラジオ体操を行っていただいても問題ありません。
もちろん、朝のラジオ体操も全く問題はありません。
一方で、時間帯によって、期待できる効果等が一部変わってくることも考えられます。
ここでは、朝に行うラジオ体操と夜に行うラジオ体操について比較をしていきたいと思います。
下の表が、簡単なまとめとなります。
| 観点 | 朝のラジオ体操 | 夜のラジオ体操 |
|---|---|---|
| 血流/循環 | 体を動かして血行促進 | 既に温まった体で行える |
| 怪我のリスク | 高まる可能性がある | 比較的低い |
| 習慣化しやすさ | 朝の予定に組み込みやすい | 自由時間に取り入れる余地あり |
| 睡眠への影響 | 覚醒効果を期待できる | 就寝直前の体操は寝つきを悪くする |
まずは、朝のラジオ体操について、詳しく見ていきます。
朝のラジオ体操のメリット

ラジオ体操といえば、やはり、朝に行うのが一般的です。
まずは、朝にラジオ体操を行うことのメリットを見ていきます。
- 体を脳のスイッチを入れる
- 1日の代謝を上げる
- 習慣化しやすい
体と脳のスイッチを入れる
朝、特に寝起きの時間帯は、筋肉が硬く、血圧や体温が低い状態です。
そのため、ラジオ体操を行って血行を促進させることで、覚醒効果が期待できます。
とりわけ、事業所等で、安全管理の一環として朝礼時にラジオ体操を行うのは、体と脳のスイッチを入れることが目的とされていることも多いです。
1日の代謝を上げる
朝に軽く体を動かす習慣は、基礎代謝を活発にしてくれます。
代謝が上がることで、体が熱を産生しやすくなる、エネルギー消費が高まる、さらには、ダイエット・シェイプアップに資するといったメリットもあります。
習慣化しやすい
朝は比較的予定が少ない時間帯です。
したがって、ラジオ体操を習慣化しやすいといえます。
特に、ラジオでは朝6時30分~、テレビでは朝6時25分から、ラジオ体操(テレビ体操)が放送されています。
ラジオやテレビで、毎日、決まった時間にラジオ体操を行うことで、習慣化に資するだけでなく、体内時計が整いやすくなることにもつながります。
朝のラジオ体操の注意点

続いて、朝にラジオ体操を行う注意点についてです。
検索エンジンには、「朝 ラジオ体操 危険」という候補も表示されました。
ラジオ体操は、運動強度が高くないので、朝にラジオ体操を行うことは問題ありませんが、次の通り、留意しておきたい点もあります。
〇体温が低いと怪我のリスクが上がる
体温が低いと筋肉は硬く、血液循環が悪い状態です。この状態でいきなり大きな動きをすると、肉離れや捻挫などのリスクが高まります。特に、寒い時期は注意が必要です。
〇血圧の急上昇
朝起きたては副交感神経が優位で、急に運動すると交感神経が働きます。そのため、この切り替えがスムーズでないと、血圧が急に上がる可能性があります。高血圧、心疾患の既往がある方は要注意です。
したがって、朝にラジオ体操を行う場合は、体操前に準備体操などで体を温めておく、起床直後にラジオ体操を行わないということが大切です。
ちなみに、早朝6時30分に、地域の公園などでラジオ体操をしている場合は、自宅から公園までのウォーキングやラジオ体操の歌が流れている際の行進こそが準備体操になり得ます。
朝のラジオ体操は危険ではありませんが、注意点についてもしっかりと理解しておくことで、より大きな効果を享受することができるでしょう。
夜のラジオ体操のメリット

続いて、夜に行うラジオ体操についてです。
夜にラジオ体操を行っているというラジオ体操会や事業所はあまり見かけませんが、夜にラジオ体操を行うということについても、問題ありません。
朝は家事などで忙しいという方は、夜にラジオ体操を行うということも一つの選択肢です(昼でもOKです)。
夜にラジオ体操を行うメリットは、次の通りです。
- 体が温まっているので怪我をしにくい
- ストレス発散にも効果的
体が温まっているので怪我がしにくい
日中活動した後の夜は、筋肉や関節が比較的温まり、血流も良い状態です。
このため、関節が動かしやすく、筋肉の伸張もスムーズに行うことができます。
そのため、筋肉が固まったままである朝と比べると、怪我のリスクは低いです。
ストレス発散にも効果的
夜は仕事・学業・日常のストレスが溜まりやすい時間帯かもしれません。
軽い体操で全身を動かすと
- 緊張がほぐれる
- ストレスが軽減される
- リラックス効果が得られる
というメリットがあります。
ストレス発散にも効果的です。
夜のラジオ体操の注意点

本来、夜は副交感神経が優位になり、体と脳がリラックス方向へと切り替わっていく時間帯です。
そのため、このタイミングで強度の高い運動を行うと、脳が覚醒し、体温や心拍数も上昇しやすくなります。
その結果、寝つきが悪くなったり、布団に入っても目が冴えてしまったり、深い睡眠に入りにくくなったりする可能性があります。
夜にラジオ体操を行う場合も例外ではありません。
就寝直前に行うのではなく、寝る1時間ほど前までには、ラジオ体操を終えるようにしましょう。
呼吸をゆったりと意識しながら行うことがポイントです。
最後に

ラジオ体操は、特別な道具も必要なく、短時間で全身を動かせる優れた運動習慣です。
朝が良いのか夜が良いのか迷う方も多いですが、どちらが絶対的に優れているということはありません。
朝には体と脳を目覚めさせる効果があり、夜には緊張をほぐす効果があります。
大切なのは、自分の生活リズムや目的に合った時間を選ぶことです。
また、「朝は危険なのでは?」という声もありますが、時間帯そのものが問題なのではなく、準備不足や無理が原因になる場合がほとんどです。
健康づくりで最も重要なのは継続です。
朝でも夜でも大丈夫ですので、自身が気持ちよく続けられる時間にラジオ体操を取り入れてみてください。
なお、当記事執筆者の「ラジねえ。」は、ラジオ体操の指導を行っています。正しいラジオ体操を行うと、より大きな効果を期待できます。
興味のある方は、お問い合わせください。
私は、健康をテーマにした運動指導・講演会・セミナー、イベント出演等を行っています。
<取得資格>
・全米ヨガアライアンスRYT200
・1級ラジオ体操指導士
・国際ボディメンテナンス協会パーソナルストレッチトレーナー
・スポーツリズムトレーニング協会認定アカデミーコーチ
・基礎心理カウンセラー
大阪府門真市・大阪府寝屋川市を拠点に活動しており、その他エリアも出張可能です!
ラジオ体操やヨガ、運動講習会、メンタルヘルス講演会、健康イベントを取り入れたいなど、興味がある方・企業団体様は気軽に「ラジねえ。」まで♪
投稿者プロフィール

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ラジオ体操・スポーツインストラクター
一般社団法人ラジーン代表理事
企業、自治体、スポーツ競技団体等年間100団体以上と協業し、健康に関する講習会や講演会を各地で実施。TVラジオなどのメディアにも出演し、ラジオ体操を通じて健康・スポーツの普及推進活動を行っています。