ラジオ体操に首の運動は入っていないが、首を動かすことも可能!
ラジオ体操には首の運動が含まれていないため、「ラジオ体操では首は動かせない」「首のケアには向いていない」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、正しいラジオ体操の動作を実践していただくと、自然と、首を動かすことは可能になっています。
ラジオ体操だけでも、首から肩にかけての筋肉をほぐすことができますが、よりしっかりと首を動かしたいという方は、ラジオ放送におけるラジオ体操第1とラジオ体操第2の間の首の運動を活用することもおすすめです。
日常生活で首を動かす機会が減っている現代だからこそ、ラジオ体操を土台として、首の動きを意識的に取り入れてみてください。
ここでは、ラジオ体操と首の運動の関係について、詳しく解説していきます。
昔のラジオ体操には首の運動があった

現行のラジオ体操第1(1951年5月~)、ラジオ体操第2(1952年6月~)は、実は、三代目のラジオ体操です。
ご存じの通り、首の運動は含まれていません。
一方、初代のラジオ体操、二代目のラジオ体操は、ともに、第3まで、ありましたが、首の運動が入っている体操もありました。
首の運動が含まれていたのは、次の体操です。
- 【初代ラジオ体操第1(1928年11月~1946年4月)】首の前後曲げ、首のねじり
- 【初代ラジオ体操第3(1939年12月~1945年12月)】首のねじり、首の横曲げ
- 【二代目ラジオ体操第1(1946年4月~1947年8月)】首回し
- 【二代目ラジオ体操第3(1946年4月~1947年8月)】首回し
過去のラジオ体操を見ると、初代ラジオ体操第2、二代目ラジオ体操第2以外のすべての体操に、首の運動が単体で含まれていたのです。
また、現在、テレビでラジオ体操とともに放送されている「みんなの体操」(1999年10月~)も首の運動(首の前後曲げ、首の横曲げ、首のねじり)が含まれています。
そのため、現在のラジオ体操をしている方の中には、ラジオ体操に首の運動が含まれていないため、物足りないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
首の運動がなくても首を動かせる

現行(三代目)のラジオ体操に、首の運動が含まれていないことについて、体操制定に関する資料には、次の通り、記載されています。
頸の運動は他の多くの運動と一体的に行われ得るし、運動量も乏しく、冬季は寒いのでこれを割愛することにした。
「新ラジオ体操の制定」より引用
弊方も、冬季においては、ラジオ体操会で氷点下の環境でラジオ体操をしておりますが、ラジオ放送におけるラジオ体操第1とラジオ体操第2の間に首の運動をしているときは、寒さを感じることもあるので、納得です。
※一方の、ラジオ体操は大きな筋肉を短時間で伸縮させ、血行を促進させるため、気温が低くても、体がポカポカしてくるのがよく分かります。
そして、注目したしたいのが、引用した部分の前半、つまり、首の運動は他の運動と一体的に行われるということです。
正しいラジオ体操を実践していれば、首はしっかりと動かすことが可能なのです。
現行(三代目)のラジオ体操において、首を動かすことのできる運動は、次の通りです。
ラジオ体操第1
- ⑤体を横に曲げる運動(首の横曲げ)
- ⑥体を前後に曲げる運動(首の前後曲げ)
- ⑦体をねじる運動(首のねじり)
- ⑨体を斜め下に曲げ胸を反らす運動(首の前曲げ)
- ⑩体を回す運動(首回し)
ラジオ体操第2
- ⑤体を横に曲げる運動(首の横曲げ)
- ⑥体を前後に曲げる運動(首の前後曲げ)
- ⑦体をねじる運動(首のねじり)
- ⑨体をねじり反らせて斜め下に曲げる運動(首の前曲げ)
※数字はラジオ体操の運動の順番を示しています。ラジオ体操第1とラジオ体操第2の間で、運動の順番はリンクしていますので、同じ番号となっているところも多いです。
現行のラジオ体操においては首の運動は確かにありませんが、実際には、首は完全に固定された状態ではなく、体の動きに合わせて自然に使われていることが、上記からも分かります。
ラジオ体操中でも首は周囲の動きと連動しながら、補助的な役割を果たしているのです。
首を動かすということも意識して、ラジオ体操を行ってみてください。
\ 私は正しいラジオ体操の指導を行っています /
物足りないという方はラジオ放送の活用を

一方で、首そのものを積極的に動かす運動とは性質が異なります。
したがって、可動域を広げたり、筋肉の緊張をほぐしたり、血流をしっかり促したりして、首こりや首周りの硬さを解消するために、しっかりを首を動かしたいという方も多いでしょう。
そうした方に、おすすめなのが、ラジオ放送の活用です。
ラジオ体操愛好家はご存じの方がほとんどだと思いますが、ラジオ放送では、ラジオ体操第1とラジオ体操第2の間に、首の運動が実施されます。
首の運動では、首の前後曲げ、首の横曲げ、首のねじり、首回しが行われます。
※以前、巡回ラジオ体操のときは、首のねじりが割愛されていましたが、近年は、首のねじりも行われるようになっています。
ラジオ体操第1とラジオ体操第2の間の首の運動をしっかりと行うことで、首から肩にかけての筋肉をほぐすことができます。
その際、できるだけ首だけを動かして肩や上体は動かさないことに注意してください。
ただし、首回しについては、ご年配の方などにとっては、運動強度が高く感じるかもしれませんので、無理のない範囲で行うようにしてください。
【YouTube】首のストレッチ動画↓
首の運動・ストレッチの必要性

首は頭の重さを支える重要な部位であり、脳と体をつなぐ神経や血管が集中しているため、日常生活の質に大きく影響します。
ラジオ体操で首を動かすことや首の運動で周辺の筋肉をほぐすことを意識することは、大切です。
ここで、首の運動のメリットを解説していきましょう。首の運動のメリットは、下記の通りとなります。
- 血行の促進
- 姿勢の維持及び改善
- 動作のスムーズさの保持
- 心身のリラックス
詳しく見ていきましょう。
血行の促進
まず、首の運動の大きなメリットとして挙げられるのが、血行の促進です。
長時間同じ姿勢を続けると、首周りの筋肉は緊張したまま固まり、血液やリンパの流れが滞りやすくなります。
首を動かすことで筋肉の緊張が和らぎ、血行が促されると、重だるさや違和感が軽減されやすくなります。
これは首だけでなく、肩や背中、さらには頭部のスッキリ感にもつながります。
姿勢の維持及び改善
次に、姿勢の維持・改善という観点でも首を動かすことは重要です。
首の筋肉は、背中や肩、体幹の筋肉と密接につながっており、首の柔軟性が低下すると、無意識のうちに姿勢が崩れやすくなります。
特に、首が前に突き出た姿勢が習慣化すると、肩こりや背中の張りを引き起こしやすくなります。
首を定期的に動かし、可動域を保つことは、正しい姿勢を保ちやすくするための基本的なケアといえます。
動作のスムーズさの保持
首の運動は、動作のスムーズさを保つためにも欠かせません。
首の動きが硬くなると、振り向く、見上げるといった日常的な動作がぎこちなくなり、転倒やつまずきのリスクが高まることもあります。
特に、年齢を重ねるにつれて、首の可動域は自然と狭くなりやすいため、意識的に動かす習慣が安全面の向上にもつながります。
心身のリラックス
心身のリラックスという観点からも述べておきましょう。
首や肩の緊張は、ストレスや緊張状態と深く結びついており、首をほぐすことで呼吸が深くなり、気持ちが落ち着きやすくなります。
短時間でも首をゆっくり動かすことで、気分転換や集中力の回復を感じることができるでしょう。
まとめ
ラジオ体操の首の運動は入っていませんが、それでも、他の運動で首を動かして、首筋から肩にかけての筋肉をほぐすことは可能です。
ただし、なんとなく、ラジオ体操を行っていたら首を動かすことができない場合があるので、正しいラジオ体操の動作を意識する必要があるということは、付言しておきます。
また、ラジオ放送で、ラジオ体操第1とラジオ体操第2の間に、首の運動が挿入されています。
首をしっかりと動かしたいという方は、ラジオ放送を活用することを強くおすすめします(弊方を含めて、多くのラジオ体操愛好家は、ラジオ放送も活用してラジオ体操を行っています)。
長時間のスマホ操作やデスクワークでは、首が前に突き出た姿勢になりがちですので、首の運動・ストレッチでしっかりと首や肩の筋肉をほぐすようにしましょう。
私は、健康をテーマにした運動指導・講演会・セミナー、イベント出演等を行っています。
<取得資格>
・全米ヨガアライアンスRYT200
・1級ラジオ体操指導士
・国際ボディメンテナンス協会パーソナルストレッチトレーナー
・スポーツリズムトレーニング協会認定アカデミーコーチ
・基礎心理カウンセラー
大阪府門真市・大阪府寝屋川市を拠点に活動しており、その他エリアも出張可能です!
ラジオ体操やヨガ、運動講習会、メンタルヘルス講演会、健康イベントを取り入れたいなど、興味がある方・企業団体様は気軽に「ラジねえ。」まで♪
投稿者プロフィール

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ラジオ体操・スポーツインストラクター
一般社団法人ラジーン代表理事(大阪・関西万博「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創パートナー)
企業、自治体、スポーツ競技団体等年間100団体以上と協業し、健康に関する講習会や講演会を各地で実施。TVラジオなどのメディアにも出演し、ラジオ体操を通じて健康・スポーツの普及推進活動を行っています。
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