睡眠の質を上げる方法とは 簡単な体操やストレッチ法
季節の変わり目や環境の変化、日常の疲れやストレスなどにより、快適に眠れない、寝つきが悪い、寝ている途中で目が覚める、すっきり起きられないなど、睡眠の悩みをお持ちの方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような悩みを解消するためには、ちょとした生活習慣の見直しや改善が必要です。
今回はそんな眠りの悩みを解消する、誰でもできるおすすめの方法をお伝えしていきます。
投稿者プロフィール
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ラジオ体操・スポーツインストラクター
一般社団法人ラジーン代表理事(大阪・関西万博「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創パートナー)
企業、自治体、スポーツ競技団体等年間100団体以上と協業し、健康に関する講習会や講演会を各地で実施。TVラジオなどのメディアにも出演し、ラジオ体操を通じて健康・スポーツの普及推進活動を行っています。
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質の良い睡眠とは
生きていく上で欠かせない人間の三大欲求の1つである睡眠。
睡眠の質を高めることは、心と体の健康にとって最も重要なことです。
では質の良い睡眠とはどのような内容なのか、どのような基準なのか、ご自身の睡眠と照らし合わせてご確認いただければと思います。
睡眠の質チェック項目
厚生労働省が示している、睡眠の質の項目からチェックしていきましょう。
1、規則正しく起床・睡眠の時間が保たれていること(昼と夜のメリハリが明瞭である)。
2、必要な睡眠時間がしっかりとれており、日中に過度な眠気がくることがなく、良好な心身の状態で過ごせる
3、就寝途中で起きることなく安定した睡眠がとれている
4、朝の目覚めがスッキリしている
5、布団に入ってから過度な時間を要さずに入眠できる
6、起床してからすぐにスムーズに行動できる
7、しっかりと熟睡感が得られている
8、日中の状態に、過度の疲労感がなく、主観的な満足度、意欲が得られている。
質の良い睡眠の効果
質の良い睡眠は、心と体の健康へとつながります。
☆期待できるメリット
◾️生活のリズムが整う、自立神経が整う
◾️体内のホルモンバランスが保たれやすくなる
◾️肥満や高血圧予防
◾️糖尿病予防
◾️うつの予防やメンタルヘルスケア
上記のように、睡眠の質を向上させることで、ご自身のあらゆる健康面のサポートにもつながるということが実証されています。日中の心身の状態も良くなり、活動的に過ごしやすくなります。
日常から良質な睡眠を意識し、からだとこころを健康に保つことが重要です。
睡眠の質を上げる方法3選
では、具体的に日常にも取り入れられる睡眠の質を高める方法をお伝えしていきます。
朝に太陽の光を浴びる
起床後に太陽の光を浴びると、脳と体に目覚めを知らせてくれます。
太陽の光を浴びることでセロトニンという幸福ホルモンが分泌されます。
このセロトニンは、頭をスッキリさせる働き、心を目覚めさせる働き、自律神経を整える働きがあります。
そしてこのセロトニンと非常に関係の深いのが、夜ぐっすり眠るために必要な物質「メラトニン」。睡眠ホルモンとも呼ばれています。
メラトニンを分泌するための材料となるのがセロトニンです。
朝起きてから太陽の光を浴びて分泌され始めるセロトニン。
起床してから14時間後にメラトニンの分泌が行われ、セロトニンによりたくさんメラトニンが作られるほど睡眠の質が良くなることがわかっています。
また、メラトニンはアンチエイジング効果も期待で記すので、元気で若々しくいるためにも欠かせないホルモンです。
就寝前はスマホやテレビなどブルーライトを放つものは避けましょう。このような光も睡眠の質向上を妨げてしまします。
食事
朝中心の食生活を。
タンパク質多めの朝食をしっかりと摂取すること。
朝食を抜くと日中に活動するためのエネルギー源が不足して、日中の仕事や活動のパフォーマンスの質を下げることになります。
そして、就寝前の食事は避けましょう。
寝る前に食事をとると睡眠中に消化活動が行われ、睡眠が妨げられてしまいます。
就寝する2時間前には食事を終えておくことをおすすめします。
また、寝る前のカフェインやアルコール摂取、喫煙は眠りが浅くなるので避けましょう。
入浴
就寝の2時間前には入浴を済ませておきましょう。
入浴により一時的に上がった温度が寝床に入る時に下がって、スムーズな睡眠が得られやすくなるので、寝つきを良くし深い睡眠に繋がります。
温度は38度のぬるま湯で20分〜30分ほどの入浴がおすすめ。
シャワーで済ませるのはできるだけ控えましょう。
手軽に寝る前ストレッチ
では、就寝前におすすめの簡単なストレッチ、体操をご紹介します。
深い眠りに入るためには、深部体温と呼ばれる体の中心部分の温度を下げる必要があり、この深部体温を下げるには手足を温め血行を促進させ熱を放出することが大切です。
また、就寝時は靴下よりも足先の出ているレッグウォーマーの着用がおすすめです。
①手先足先運動
写真①のように、仰向けに寝転んだ状態で両手両足を伸ばします。
この状態で、手足をグーパーグーパーと動かします。
10回くらい目安にゆっくりと、指先に意識を向けて動かしましょう。
②下半身お尻のストレッチ
次に、②の写真のように、片方の足を曲げた状態で逆方向に倒します。
できる方は反対側の手で膝あたりを床方向に押してサポートします。
10秒くらい息を吐きながらストレッチを行いましょう。
→反対の足も同様に行います。
③手足ブラブラ体操
最後に、③の写真のように、両手両足を天井方向に上げます。
そのまま力を抜いて、手足をぶらぶらとふります。(ゴリブリ体操)
10〜20秒ほどを目安に実施しましょう。
以上の3種の体操を就寝前に行なっていただくと、睡眠の質向上につながりやすく、寝る前に手軽に簡単にできますのでぜひ取り入れてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
質の良い睡眠は生活習慣病やメンタルの不調も予防し、健康を維持するために非常に大切です。
日中のお仕事や活動のパフォーマンス向上、集中力アップにもつながります。
今回ご紹介したものは、手軽に簡単に日常生活に実施できるものですので、ぜひ日々の習慣として取り入れていただければと思います。皆様の睡眠の質向上のため、少しでもご活用いただければ幸いです。
私は、体操やヨガ・ストレッチなどの運動指導やセミナー講師・イベント出演などを行っています。
<取得資格>
・全米ヨガアライアンスRYT200
・1級ラジオ体操指導士
・国際ボディメンテナンス協会パーソナルストレッチトレーナー
・スポーツリズムトレーニング協会認定アカデミーコーチ
・基礎心理カウンセラー
大阪府門真市・大阪府寝屋川市を拠点に活動しており、その他エリアも出張可能です!
ラジオ体操やストレッチ・運動講習会、イベントを取り入れたいなど、興味がある方・企業団体様は気軽に「ラジねえ。」まで♪